タンザニア、ケニアの旅から先週帰国しました。
日本のスーパーではクリスマスグッズやらお正月用品がたくさん売られていて、
もう年末なのだなあ、としみじみ思っています。
今回の旅もいろいろな方と出会い、楽しい思い出ができましたが
中でも印象的だったのが、やはり人としての在り様でした。
その一つの出来事がモンバサでのこと。
モンバサで私が愛用しているのはトゥクトゥクと呼ばれる三輪車タクシー。
東南アジアでもよく見かける、こまわりのきくタクシーです。
暑い時、街中を歩くのにちょっとつらい時に超便利です。
雨の時は、ビニールで覆ってもびしょびしょになってしまいますが。
で、ある朝、そのトゥクトゥクの中に携帯電話を落としてしまいました。
紛失したのに気付いたのはその日の午後。
「あぁまた買わなくては」と思っていた時、そのトゥクトゥクのドライバーが
ホテルにわざわざ届けに来てくれました。
なんでも通話履歴のある友人に電話して、持ち主や居場所などを
確認して届けてくれたそうです。
絶対戻ってこないと思っていた私は本当にびっくり。
その優しさに驚くとともに感動しました。
そしてもう一つの出来事はナイロビで見かけた光景。
あるとき、視覚障害の人が車から降りてきて、杖をつきながら歩道を歩いていたところ、
通りに立っていた若者がそっと手をさしのべて道を誘導していました。
ナイロビでは、まだ誘導用ブロックが設置されていないので
視覚障害の方が町を歩くのはとても危険です。
そんなとき、彼がごく自然に手を差し伸べる姿を見て、人としての在り様を
改めて考えさせられました。
アフリカの旅は、その都度、いろいろなことを気づかさせてくれます。
で、写真はバッグに飾りを施しているママ。
一度、撮影した写真が頭が少し切れていたため、気に入らず
「そっちに立って正面から撮って」と命令されてパチリ。
人懐こい性格も、やはり大きな魅力です。