日本で作られたカンガは現地ではどのような会社が受け入れ口となっていたのでしょうか。
日本から東アフリカへカンガの輸出が盛んになった1950~1960年代、
東アフリカの輸入販売元元について調査しました。
現地の輸入元については、カンガの耳にプリントされているレジスターネームによって区別し、
それぞれの場所についてはモンバサで古くからカンガの販売を続けている店舗の主人に聞き取り調査しました。
カンガ取引の拠点となったのは、どちらかというとダルエスサラームが中心で、
現地での輸入販売は、19世紀から東アフリカに強固な地盤を持つ商社スミス・マッケンジーや、
強い販売力を持つダルエスサラームのSULEIMAN VERSI、JUTHALAL VERJ、
JIWAN HIRJIなどの輸入商を通じて行われていました。また
ケニアではモンバサのKaderdina Hajee Essak Ltdが中心でした。
表1 日本商社と東アフリカの販売店
年代 |
場所 |
現地販売店 |
日本商社 |
1950年代 |
ザンジバル |
K.G.PEERA |
西澤 |
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モンバサ |
JUMA ESSAK |
住友商事 |
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ザンジバル |
K.G.PEERA |
金商又一 |
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ダルエスサラーム |
JETHAL KALYANJI |
西澤 |
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ダルエスサラーム |
JAMAL BAWA |
西澤 |
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ダルエスサラーム |
JIWAN HILJI&SONS |
西澤 |
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モンバサ |
HAJEE |
住友商事 |
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ダルエスサラーム |
L.S.SONS LTD |
伊藤忠 |
1960年代 |
モンバサ |
GULAMHUSEIN NASSER &SONS |
住友商事 |
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モンバサ |
HEMRAI BHARMAL LTD |
金商又一 |
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モンバサ |
KASIAMALI DHARAMASI&SON |
丸紅 |
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モンバサ |
HAJEE |
住友商事 |
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モンバサ |
MALI YA ABDULLA |
西澤 |
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ザンジバル |
K.G. PEERA |
伊藤忠 |
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ザンジバル |
BIZANJI(国営) |
西澤 |
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ダルエスサラーム |
COSATA (国営) |
西澤 |